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 坐骨神経痛 -原因・症状・治療法-
背骨には、首に頚椎7個、背中に胸椎12個、腰に腰椎5個、おしりに仙骨1つ、尾骨3〜4個からほとんどの人はできています。形のそれぞれ違うブロックが、椎間板というクッションを間にはさみ積み重なって、強靭な靭帯でくずれないように支えられています。一つ一つの背骨の間から、脳の延長(脊髄)になる神経が左右に出ていて(末梢神経)、体の各部にまで伸びています。
坐骨神経は、最大最長の末梢神経です。腰椎4・5番目と、仙骨1・2・3番目からの神経が骨盤内で融合し、2種(総腓骨神経・脛骨神経)が重なって、おしりから太ももの後ろ、ふくらはぎの外側から後ろを通って、足の甲と裏まで伸びている、広い範囲の知覚神経です。
症状は、安静にしている時でも多少痛みがある場合があります。脚のしびれや痛みで、一定距離を歩くと歩けなくなり、しばらく休むとまた歩けるようになります。しかし又、一定距離を歩くと歩けなくなってしまいます。〔間欠性跛行(かんけつせいはこう)〕。あお向けに寝て、まっすぐ伸ばした脚を、 30度以上あげていくと、太ももの後ろに痛みがおきます。又、痛い脚をかばって、腰椎を支える数種の筋肉にスパズムというコリが生じ、疼痛性の側弯が観られたりもします。
原因は、@腰椎の変形による神経の圧迫、A椎間板ヘルニア、B脊髄・脊椎の腫瘍、C腰椎内外をとりまく靭帯の骨化や肥厚よる神経の圧迫、Dおしりの深部の筋肉が硬くなって神経を圧迫、E骨盤内の腫瘍、F妊娠、G便秘の糞塊、H糖尿病、Iアルコール依存症などさまざまありますので、医療機関の受診をおすすめします。
治療は、まずは安静をとることです。股関節・膝関節を曲げて楽な姿勢で寝るのです。腰から脚を冷やさないように、ビタミン類を多くとるようにし、刺激物、アルコール、タバコは控えた方がいいように思われます。日常生活では、腹圧を高め腰の安定をはかるために、コルセットやさらしなどを着用します。
また、脚の血行を良くするために足の指を動かしたり、足首を回す事を積極的におこなって、とにかく冷やさないようにして下さい。痛まなくなったら、軽い運動をするようにします。


 ぎっくり腰 -痛みが出てしまったら-
人が2本足で立つ為に、背骨はゆるやかなS字カーブを描いています。これで腰周囲に負担をかけないようにしています。しかし、現代生活習慣で、‘腰痛’を感じる人は多いと思います。「重いものを持ち上げた時」、「膝を伸ばしたまま前かがみになった時」、「座って体をひねった時」、「立ち上がろうとした時」など、普段と変わらない何気ない動作で腰に激痛がはしり、しばらく立てなくなってしまう事(俗に言われる‘魔女の一撃’)や、最初違和感があり、徐々に痛みがひどくなってしまうものと、症状の出かたはさまざまですが、前述したように、私は気の緩んだ時に一番出現しやすいと思います。
症状は、上半身の前屈をするのに困難なものから、立っていたり、座っているのもつらかったり、寝ていても寝返りをうつ時に激痛を伴なうものまで、さまざまです。
要因に考えられるのは、1)過労やストレスのためすぎ 2)悪い姿勢の持続 3)体重の増加・無理なダイエット 4)運動不足 などです。
痛みが出てしまったら、腰の安静をはかる為、横になって寝る事です。イスに座るのは逆に腰に大きな負担をかけて、悪化させてしまう原因となります。寝かたは、股関節、膝を軽く曲げて一番楽な姿勢で、アイスノンなどで20分位冷やす事を3〜4時間おきに2日位してみてください。それでも痛みが引かない、吐く、尿が出にくいなどの症状がある場合は内臓や婦人科系の疾患が考えられますので、専門医の受診をしてください。起きる時には‘コルセット‘などで腰回りを固定しないといけませんが、そのようなものがない時は薄い雑誌などを腰回りにベルトなどで固定して歩くと少し楽でしょう(熱がこもらない様に長時間の使用はしないでください)。
殆どは3日間寝て安静をとっていれば、痛みは楽になりますが、「筋・筋膜性腰痛症」とも私どもが言うように、腰の靭帯(すじ)・筋肉・それを覆う筋膜の微細断裂、あるいは断裂が起きていますので、その修復に3週間は必要です。それ以後に腹筋・背筋・おしりの筋肉・立ちしゃがみの運動を1種目10回目安に行ってみて下さい。プールや外を歩くのも肥満予防にもつながり効果的です。


 ぎっくり腰の予防



「ギックリ腰」というものは、腰の筋肉・靭帯(じんたい)や、それを覆っている筋膜が傷つく事です。激しい痛みのせいで、その筋肉が伸びるような前かがみの姿勢には当然なれませんし、立ったり座ったりが非常に困難で、ひどい時は寝返りさえできません。患部を蓄冷剤などで冷やして、膝を抱えるようなかっこうをして3日も寝ていれば、痛みはある程度消えます。キチンと治療しても1ヶ月から6週間はかかります。しっかり治しておかないと習慣性になる可能性が多いようです。こうならないためにも日々の予防や自己管理は大切です。では、どうすれば予防できるのでしょうか。それを知るには、どういう時に「ギックリ腰」になりやすいのかを知る事が大切です。
「ギックリ腰」の主な原因は、筋肉の過労によって起こります。前傾姿勢で作業を長時間続けたり、座っている姿勢を取り続けたり(デスクワーク・ドライブ)、睡眠不足など、体勢を維持するのに使う腰の筋肉が常に緊張を続け、腰に疲労感や違和感を覚えます。この状態の時が、いわゆる「ギックリ腰」一歩手前です。また、運動不足による腹筋、背筋の筋力低下は、腰痛をひきおこす原因になります。ほんの少しのストレッチやウォーキングで、こういった腰痛は未然に防げます。他にも風邪などで数日間寝込んで、治ってすぐの時などは、元気なつもりでも肉体的には衰弱しています。そのため、健康なときと同じように動いたりすると、それもまた「ギックリ腰」の原因になります。風邪などの治りかけは無理をせず、徐々に元の生活に戻していくのが良いでしょう。
一部の筋肉だけでなく、全身の疲労がたまると、体のバランスが崩れて「ギックリ腰」になってしまいます。疲れを感じたら早く休む事(睡眠)こそが、一番の予防であり、治療です。しかし休息がなかなか取れない場合にできる予防法としては、1時間以上同じ姿勢を維持しないことです。具体的に言えば、30分から1時間ごとに立ちあがって腰を回す、歩く、背伸びや前屈などの簡単な運動で、腰に疲労をためないでいられます。
ほとんどの人が腰に重だるさや鈍痛、違和感を覚えても、我慢して過ごす事が多いようです。症状が悪化する前に治療や、日々のストレッチ、運動などを行う事が予防には最も効果的です。

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