ワンポイントアドバイス

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 整骨院と接骨院の違い
名称は違っても、「接骨院」と「整骨院」は同じものです。 柔道整復術の歴史は江戸時代をさかのぼり、柔術という日本古来の武術家の医術“活法”から派生した、我が国の伝統ある民族医療です。古来からの東洋医学や、明治維新以降の西洋医学の融合によって、東洋医学の精神と現代医学のテクノロジーが、近代の“ほねつぎ”から現代の“柔道整復師”へと変遷し、柔道整復師は国家資格として認められています。骨折・脱臼・捻挫・挫傷…、私たちは常に外部環境からの影響を受けています。そんな細かい気配りで、診ながら薬を使わずに人の自然治癒力を活かすことができる医療分野の役目を担っているのが「整骨院・接骨院」なのです。


 整体、カイロプラクティックとの違い
まず、接骨院・整骨院の先生達が国によって認められた資格、「柔道整復師免許」を有しているのに対し、整体やカイロプラクティックは我が国においてこれといった資格が実在しないという事があげられます。
もう一つ、基本的に自由診療と保険診療の違いというのも大きな相違点でしょう。


 肉離れにはストレッチで再発防止! −ウォーミングアップを念入りに−
「肉ばなれ」とは、運動時に起こる事の多い外傷で、走ったり、飛び跳ねたり、着地という動作によってなってしまうケースが多く、これは、筋肉が不意な運動や負担の強い運動によって強く引き縮められるため、限界を超えた筋線維が切れて断裂してしまう損傷です。
症状としては、「肉ばなれ」を起こしたとき、強い痛みと他人に蹴られたような感覚や、ボールや物がぶつかったような衝撃を感じます。脹れは比較的少なく、皮下よりも筋肉内部の深い場所で筋肉の断裂・出血が起こるため、青アザになりにくく、見た目では判断が付きにくい場合が多いです。
「肉ばなれ」をして24時間は内出血などによって内部の筋肉が圧迫され、痛みと熱感をひどく感じますが、それ以降は、安静にしている分には痛まない事がほとんどです。しかし、その筋肉を伸ばそうとすると激痛で歩くことすら極めて困難になります。応急処置として、三日後位までは患部を冷やし、圧迫して圧迫してなるべく安静にしましょう。寝ている時は、心臓より高い位置にするように心掛けると少し楽になります。その上で早めに、お近くの専門医で、テ−ピング固定や包帯固定などの処置を施してもらう事をお勧めします。
足のふくらはぎやアキレス腱は、他の場所と比べると回復力が旺盛(おうせい)で、断裂した筋肉の再生は速いので、的確な処置を早期に行えば、ふくらはぎは受傷二週位から、アキレス腱は六週間程度で、大部分の痛みは消えて歩く事ができるようになります。
しかし、その後の治療が不完全だと、治った個所が硬いしこり・・・になって残る場合が多く、それに伴ない再発も多くなりますので、痛みが消えた後でもストレッチやマッサージなどの治療を1ヶ月〜3ヶ月は続けて下さい。また寒い時期は筋肉が硬くなりがちなので、寒い場所での作業は温かい服装を心がけ、急な動きはできるだけ避け、「肉ばなれ」を経験した方や、運動不足の方、体が硬いと自覚している方は、運動前のウォーミングアップを念入りに行い、予防を心がけましょう。


 「猫背」について -そこには骨粗しょう症の影が!-
“背骨”について、特に高齢者で多くみられる“円背(えんばい)”に関して取り上げたいと思います。
まず“円背”とは一般に言われる“猫背”で、日常生活における姿勢の悪さや年齢による変化、つまり骨の老化現象によって生じるものや、遺伝子伝達の関係もあるようです。痛みが腰や背中ににぶい感じであり、背中全体が圧迫されるように痛み、梅雨空のような嫌な感じの鈍痛が続いたりするのです。
円背の姿勢の悪さは腰や背中の痛みをかばって生じるものなどさまざまあると思われますが、大きな原因の1つに、『骨粗鬆症』(こつそしょうしょう)があります。骨の性質が非常にもろくなっているため、エックス線で見てみると骨の輪郭だけが写り、骨の中がスカスカになって見えます。男性より女性に多くみられ、ホルモンバランスの崩れやカルシウム不足が原因だといわれており、骨がもろくなるとちょっとした事で、大きなけがにつながりやすくなります。その代表的なものに、『脊椎圧迫骨折』(せきついあっぱくこっせつ)があります。勢いよくソファーやイスに座った時や、大きな咳やくしゃみをしたときや、しりもちをついたとき、長時間のドライブなどで生じやすく。このように普段何気なく行っている動作でも、骨がもろくなっていると骨折をおこしている場合がありますので、痛みや違和感がありましたら近くの医療機関で受診されることをお勧めします。
最後に、背中の痛みにはズキズキする痛みや圧迫感のある痛みなどその症状はさまざまですが、突然痛みが出現したもの以外は、冷やさないことが大切です。理想としては、部屋の温度を20〜25度、湿度を30〜40パーセントに保つことがよいとされています。そして睡眠をきちんととり、疲労を蓄積しない様に気をつけ、骨を強くするために積極的にカルシウムをとり、天気のいい日は陽にあたり、適度な運動を心掛けることが予防につながると思います。



 「麻痺」について

まず『麻痺』について簡単に説明しましょう。『麻痺』とは、広い意味で、神経や血管、筋肉組織の損傷や循環不全、疾病によって運動や感覚機能が失われてしまった状態をいいます。その中でも今回は『橈骨神経麻痺(とうこつしんけいまひ) 』についてお話します。 そもそも橈骨神経とは、首の7つある頚椎(けいつい)の上から五番目〜胸椎(きょうつい)の一番上の神経がより合わさって、腕を通り手首にかけてくだります【図1】。この神経は、腕を伸ばす筋肉と手首を反らす筋肉に命令をしています。また筋肉の動きだけではなく、肘から親指・外側、人差し指、中指の半分・手の甲側から腕の後ろを通って、皮膚(痛い、熱いなど)の感覚も脳に伝えています。【図2】 『橈骨神経麻痺』とは、これら筋肉の動きや感覚が喪失してしまった状態をいいます。 
症状としては、手の甲側の感覚が鈍くなり、手首を反らす筋肉が上手く動かないため、指を曲げる筋肉が麻痺しているわけでもないのに、物が上手く握れなくなり、持っているものを落とす事もしばしば起こります。そして、最も分かりやすい症状として、お化けの手のように、手首が曲がる下垂手(かすいしゅ)という状態になります。
原因として挙げられるのは、頚椎(けいつい)椎間ヘルニアや変形などによって神経が圧迫されて起こる場合や、骨折や事故などで神経自体が傷つけられてしまう場合です。また腕まくらをして寝たり、腕を体の下にして、不自然な格好で寝ると神経や血管が長時間圧迫されて、一時的な麻痺をおこします。後者の場合は、ほとんどが数日で自然治癒します。が、治るのに6ヶ月以上を要するケースもあります。
麻痺を起こした筋肉は自力で動かせなくなるので、筋肉が弱くなって萎縮(いしゅく)してしまいます。それを回復させる為に、マッサージを併用した運動を行います。手首を反らすようにゆっくりと動かし、疲労度合いを見極め、毎日コツコツと続けていくことが大切です。筋肉の動きが弱くなると、血流は悪くなってしまい、回復の障害になりますので、冬場は特に冷やさないようにし、外出では厚手の手袋などをして、防寒対策を心掛けてくさい。そして早めの治療を心掛けてください。


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