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 テーピングはスポーツや医療分野で大活躍! −目的別のテープ選び−
“テーピング”とは、簡単に言えば接着テープを身体の骨・靭帯・筋肉の構造にそって貼ることです。その目的として、関節の固定や制限を主に、@傷害の発生予防、A傷害の再発予防、B応急処置の3つがあげられます。そしてテーピングは、ギプス固定のような完全な固定と異なり、運動方向の制限や強度の調節、適度な関節の固定や筋肉の収縮制限・圧迫が可能であり、スポーツ・治療分野において幅広く利用されています。“テーピング”には、非伸縮性のテープ(ホワイトテープ)と伸縮性のあるテープ(キネシオテープなど)があります。
注意することとして、運動時のテーピングを行う場合は発汗によりテープが緩んでしまったり、皮膚へのストレスでかぶれたりしますので、前者の非伸縮性のテープ(ホワイトテープ)を使用する場合では、通常運動開始の30分〜1時間前におこない、運動後30分以内にとることです。貼付時間を約3時間程度の目安にしてください。応急処置で局所の安静を目的とした場合は、ストレスが少ないので3日前後は問題ないかと思います。テーピングをする部分の汗・体脂や汚れをしっかり取り除いてから貼る事も皮膚のかぶれ予防には重要です。テープで皮膚の圧迫を強くしすぎて、循環障害やかぶれを起こさないように注意してください。そこで今回は、足首のテーピングの貼り方の基本を1部紹介します。ホワイトテーピングには「アンカーテープ」と「サポートテープ」の二つに分類されます。「アンカーテープ」とは、固定しようとする関節の上下あるいは左右に貼るテープのことで、サポートテープの固定を安定させる目的に行われるものです。次に「サポートテープ」とは、テーピングの本体ともいえるもので、関節を固定する目的で貼るテープのことです。
後遺症を持ちながらスポーツをされている方は、テーピングを貼ることによって再発の不安感を取り除き患部の意識をさせる効果もあります。テーピングを紹介されている本が今は多く出まわっていますので、これらを参考にテープをひっぱる力に気を付けて、テーピングを活用してみてはいかがでしょうか。


 足首の捻挫

@ 前脛腓(ぜんけいひ)靭帯
A 前距腓(ぜんきょひ)靭帯
B 踵腓(しょうひ)靭帯
C 二分(にぶん)靭帯
D 三角靭帯
E ショパール関節
F リスフラン関節

スポーツの後遺症でダントツに多い足首の捻挫についてご紹介します。スポーツをされている方とは限らずに、日常生活でも足を踏み外して、多々おこりやすいケガですので、応急処置を是非参考にして下さい。
まず 足首の構造ですが、脛骨(けいこつ)、腓骨(ひこつ)、距骨(きょこつ)という三つの骨からなる足関節と、距骨を含む七つの細かい骨が靭帯という強靭な‘スジ’によって固定されています。
そしてこれらの複雑な構造により、全体重の負荷を受け、立位や歩行を可能にしています。この靭帯に損傷(微小断裂・完全断裂)をきたすことを“捻挫”と言い、身体の中で最も多く見られる場所が足首(足関節)なのです。
“捻挫”は、スポーツ中や、階段の踏み外し、ハイヒールでの歩行中など日常生活を通してさまざまな状況で起こりえます。まず、足を内側にひねって体重が外くるぶし周囲にかかることにより、前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)・前脛腓(ぜんけいひ)靭帯・二分(にぶん)靭帯など他の靭帯で多く見られます。次に、足が外側にひねられたときに内くるぶしにおきたり(三角靭帯:外くるぶし周囲の靭帯より厚い=治るのに時間を要す)、その他、つま先立ちの感じで生じる捻挫(ショパール関節・リスフラン関節)もあります。症状としては、痛みや腫れが生じ、運動制限が見られます。足は全体重を支える所なので痛みを感じやすく、それを避けるために異常な歩きかたをすると、膝や腰にも痛みがでてしまう場合があります。
治療法は、『RICE(ライス)の法則』が一般的に行われています。これは、Rest(安静)、Icing(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(高挙)、それぞれの頭文字をとったもので、無理に動かさず安静にして氷などで冷やし、次にスポンジやガーゼで軽く圧迫し心臓より高い位置で保つというものです。また、剥離(はくり)骨折を合併していることも考えられますので、捻挫と言って軽くみることは禁物です。損傷程度で一度〜三度まで分類もされます。一週間〜3週間でほとんどのものはよくなりますが、テーピングやギプスでの固定が必要な場合も考えられますので、氷で冷やした後に一度医療機関で診てもらうことをお勧めします。後遺症がおおいのは、固定が不十分であったり、その期間が短すぎたり、運動開始時期が早すぎたりしたなど、不完全な状態のままでいるケースですので、注意してして下さい。無理な事は禁物です。
季節の変わり目で疲れがたまりやすい時期ですが、十分な睡眠(集中力散漫予防)と、ストレッチを中心としたちょっとした運動を心掛けることが予防につながります。


 足について -「偏平足」や「外反母趾」-
<<図1>>
<<図2>>
特に高齢者で多くみられる膝の‘変形性膝関節症’や‘股関節・腰痛症’と深い関係がある、足についてご紹介します。まず正常な足の機能は、26個の骨が連結してなる複雑な構造になっており、起立の姿勢ではかかと(踵)・足裏の肉質部が厚い第1指(母指)・足第5指(外側)中足骨の三点で全体重を支えています。足首の外くるぶしは内くるぶしより低い位置にあり、足を持ち上げると、外くるぶし側の骨(腓骨)はやや上方に動きます。そしてかかと(踵)から着地をし、体重が足にかかってきますが、約6分の4から5の体重は、足裏の肉質部が厚い第1指(母指)にかけられ、外側の第5指の中足骨にも加わります。第2、第3、第4中足骨は本来カーブを描くアーチになっていて土踏まずのアーチと連動して加重時の衝撃の分散をしています。しかし生活様式の変化と、履物による影響や、裸足でいる時間が少ないせいか、とくに第2、第3、第4指の足指付け根の横アーチが消え扁平になった足は“開張足(かいちょうそく)【図1】”といい、第2指、第3指の付け根に荷重・衝撃がかかりますので、‘かたいタコ’ができている方も多いと思います。しかしこれは『外反母趾』【図2】や『母子滑液嚢炎(ぼしかつえきのうえん)』や、『内反小指(ないはんしょうし)』になりやすくなります。そうなると本来足で体重の負荷・衝撃を分散させられなくなり、痛みの為に第1指(母指)に体重や負荷をかけられなくなるため、外側に体重をかけて歩行してしまいます。また足を内側に返して歩く(内股歩きの1部)方も、足・膝・股関節の一部に荷重・衝撃がかかりますので、力学的な異常、ストレスによる障害をおこし慢性になりやすく、この影響は《捻挫》で始まり、《変形》を起こし、これを繰り返します。この症状は男性より女性に多くみられます。
治療は、第2、第3中足骨間の真中下あたりにパッド(適当な形に切ったコットンなど)を挿入して上に持ち上げられるようにしてみます。(‘かたいタコ’ができている方は‘タコ’より少しかかと(踵)よりです。)【図3】指の付け根を圧迫してしまうと中足骨痛が増悪してしまいますので注意してください。テープなどで直に足に留めても、お持ちの靴の底に貼り留めてもいいですね。普段から、足を内側に返して歩く(内股歩き)はしない様に気をつけましょう。
<<図3>>

<<図4>>


 足底パット -症状に合ったパットで効果UP!-
外反母趾予備軍の“開張足”予防の足底パッドについて、もう少し詳しくご説明したいと思います。
内側上顆炎(野球肘)・外側上顆炎(テニス肘)足底パッドは、パッドやコットン(化粧用品の代用でOK)・小豆粒や米粒でも効果はあります。足の裏に直接テープなどで止めるか、もしくは靴の中にずれないように装着してみてください。無意識のうちに足にかかる体重配分が変わり、歩き方にも変化がでてきます。(わるい歩きかたも自分では無意識のうちに行っていて、膝・股関節に負担をかけて悪くしています。)図1〜3は、外反母趾の矯正パッドの位置です。足底から手で押してみて、外反母趾が矯正される場所にあてます。前にものべましたが、これは無意識のうちに足にかかる体重配分が変わり、歩き方にも変化がでますので、パッドがあたって痛いようではパッドが大きすぎ、歩行姿勢がくずれます。足の裏側の親指付け根には種子骨(しゅしこつ)という小さく丸い骨が2つありますので(図の丸で囲んだ箇所)、2つ並ぶ種子骨の小指側1つを押し矯正される場合(図1)、あるいは親指付け根の内側の種子骨1つを押し矯正される場合(図2)、親指・1指と隣の2指の付け根間を押した場合(図3)など、その他矯正できる場所を探してそこにあててください。外反母趾が進行しますと、足指の2指〜5指が上に反って曲げにくくなります。その様になっている時は図4のように足の指の関節部分に紐のようなものを踏むようにすると、足の指が地面をつかみやすくなります。2〜5指が外側に向いていて内側に移動したい場合にも有効です。最後に、成長期で走りすぎのオーバーワークでなる小・中・高校生におきやすいシンスプリント(足のスネが痛い)の人は、足の親指付け根から土踏まずの一部(図5)に踏むようにすると、親指に体重がしっかりのり安定して、痛みが軽減されます。    
余談ですが、O脚の矯正の一部方法を付け加えます。(図6〜10)かかとをつけて起立し、おしりを後ろに引いたとき膝の隙間が広がり、お腹を前に突き出すと膝がつく人は、骨盤重心が後方にあるO脚ですので、骨盤重心を前方にすれば良いわけです。その方法はかかとを少し高くする方法と、これとは逆に足指のほうを少し高くして、後ろにかかる重心の反発移動で、骨盤重心が前方にくるのを利用する方法と、大きく分けて2つです。かかと側を上げるポイントを4パターン挙げてみましたが、足のどこにあてて踏んだ時が快適な場所か、皆さんご自分で探してみてください。この使用期間は、骨の成長期など、年齢や程度の差を考慮しなければいけませんが、3ヶ月以上は必要です。

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